民法819条(単独親権制度)改正を求め共同親権・共同監護制度の導入・ハーグ条約締結の推進と活動を行っています

寄稿SeasonⅦ ②

Season Ⅶ ②祖父母の思い

Tokuさん(愛知県の会社員)の両親
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)

Masa 息子とその嫁、孫たちを見てきてどう思われますか?
Tokuさんの両親 世の中はなんと矛盾に満ち、こんなに理不尽なことがまかり通るのか、と思い知らされました。
嫁は4年半前、当時4歳6カ月と9カ月の子を連れ、息子の出張中を狙って事前の相談なく家を出ていってしまいました。
授乳など嫁にしかできないこと以外のほとんどを受け持ってきた私たちにとって、子ども連れて突然出ていった嫁の行動は想像を絶する悲しみでした。
市民生活の安全と正義を守ってくれると信じて疑わなかった警察。その警察は嫁の言うことをうのみにして裏取りもせず、息子を悪者に仕立てました。警察にとって不利な内容を録音したレコーダーを取り上げ、別室で消去してしまう。取り調べ中の録画がないのをいいことに、息子本人が消去したと言う。都合のいいように、うその調書を作成しました。
いったん調書に記載されれば、裁判で「事実と違う」と申し立てても、警察側の陳述人全員が口裏を合わせれば、判決でも調書はひっくり返らない。
これも正義の味方であるはずの弁護士の一部の者たちは、職に就く際は高い理想を掲げていたと思われるものの、依頼事件の中に自分の懐を肥やすものがあると知るや、カモとなるクライアントを操る。
役所も役所で、嫁が相談に行くと真偽を確かめることなく、警察の書類をうのみにして保護シェルターへ入所させました。それによって家庭が崩壊するのを問題としません。少し話し合えば警察書類に疑問を持ち、嫁を思いとどまらせることができたかもしれないのに、しゃくし定規に処理するのみでした。
1年間、嫁と子どもがどこに住んでいるのか分からなかったのですが、周りの支援者の協力で居場所が見つかりました。嫁の父親が幼稚園や保育園に送り迎えするほんのわずかな時間に合わせ、手土産を持って孫に会いに行きました。ところが、その父親は手土産を放り投げ、私(父方祖母)を道路に押し倒してまでして手土産を拒否したのです。
「おばあちゃんが勝手に倒れた。おばあちゃんはうそつき」と教えられた上の孫は、何日か後に会った際、私の足を踏んだり、腕を引っかいたりしました。何ということでしょうか。
離婚後単独親権といった偏った制度であるがゆえに、子どもの人権無視、片親疎外、家庭崩壊、貧困家庭、少子化などの社会問題を引き起こし、また法曹界の一部の堕落を招いていると思います。
この実情を打破するには、子どもは両親そろって育てるという基本中の基本に立ち返らねばなりません。

Season7-2
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更新 2022-10-24 (月) 06:59:56
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