寄稿SeasonⅠ②
寄稿Season Ⅰ ②不当逮捕
Tokuさん(愛知県内の大手企業社員、45歳)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)
Masa「現場百回」という言葉通り実践する刑事が今、どれだけいるんだろうか。親権問題に取り組むジャーナリストも、どれだけ現場を踏むかだと考えています。Tokuさんの「現場」を教えてください。
Toku 2018年4月に突然、嫁が2人の子供を連れ、夫婦の財産である700万円ほどの預金通帳のほか、高価な物から生活必需品まですべてを持ち出して消えました。状況が分からず妻子の安否が心配になり、捜索願を出すつもりで警察へ行ったところ、「行政で保護している。探してはいけない」と言われました。
その後、弁護士からDVによって離婚を望んでいる、婚姻費用の請求をする旨の書類が届きました。当時は同居している両親も含め、何でこんなことになるのか分かりませんでした。そして世の中にでっち上げ弁護士がいて、警察や行政がする手続きも、まったく証拠のない書類の作成で通ることを知りました。
Masa 警察にDV容疑で逮捕されましたね。
Toku 妊娠した妻の腹を蹴った、とされました。後に妻も「警察に嘘をついた」と証言しており、不当な逮捕でした。警察の持ち物検査で、事実を立証できたボイスレコーダーの中身(寝室での妻とのやりとり)は刑事によって消去されました。警察の応対が明るみに出るのを避けるためでしょう。信じられない行動でした。
この一件は善意による内部告発がありました。県警の所轄署員、本部員一同と記された告発文には「警察官らの不正事実を容認し、被害者への対応をせず、法的な期限の切れる半年後まで放置するとの指示が入っていることを確認できた。隠蔽行為及び虚偽行為に関わった警察官らの処分を求める」といった文言が記されてありました。
Masa 子供たちに会いたかったですよね。
Toku 驚きの連続でした。純真な子供たちに罪はなく、婚姻費用(こんぴ)は自発的にすぐ送金しました。なのに会わせない。役所へ行っても、妻子の住所を教えません。この国はいったいどうなってしまったかと思うばかりです。
離婚ビジネスに妻が利用されてその中から出られないよう囲われているように感じます。とにかく小さな子供たちが私から離れてどうのように生活しているのか心配でした。日本は無法国家か、と。
更新 2021-10-23 (土) 08:44:46
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